音楽監督 久保田昌一

©Todd Rosenberg
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2011年2月、応募者数225名40カ国の中、第1回シカゴ交響楽団ゲオルグ・ショルティ国際指揮者コンクールにて優勝。4月には同響音楽監督リッカルド・ムーティからシカゴ響指揮研修員に任命される。

これまでにミルウォーキー交響楽団、シカゴ・シヴィックオーケストラ、ソフィア管弦楽団(ブルガリア)、アスペン音楽祭アカデミーオーケストラ、ORTトスカーナ管弦楽団(イタリア)、PMFオーケストラ(札幌)、東京・春・音楽祭などに出演。客演指導でヒュー・ウルフ、レナード・スラトキン、マリン・オルソップ、クルト・マズアに師事する。

シカゴ響ではムーティをはじめハイティンク、デュトワ、デ・ワールトなど、著名指揮者の30プログラムを超える公演に携わる傍ら、イタリアを含む7都市へのツアーに同行。2012-13シーズンにはチェリスト、ヨーヨー・マがプロデュースした「リバープロジェクト」にて同氏とともにシカゴ・シヴィックオーケストラのコーチングに携わり、3月には同オーケストラとベートーヴェン「田園」を演奏。満員御礼のスタンディングオベーション会場でシカゴデビューを果たす。

2005年ジュリアード音楽院・指揮修士課程、2007年にはマネス音楽院にて指揮専門学位を修了。在学中オットー・ヴェルナー・ミュラー、デヴィッド・ヘイズに師事し、 S&Pスタンレー特待生、N.Tミラニ特待生、マリー・パウアー賞、及びブルーノ・ワルター賞を受賞。2008年には文化庁新進芸術家海外留学制度を受賞する。

 

アメリカ・ニューヨークでは2010年度から4年間、約100年の歴史を誇る92Yスクール・オブ・ミュージック・オーケストラの指揮者をつとめた。東京では2011年度からオーケストラーダの音楽監督を務める傍ら、講師として指揮ワークショップを創設し、指揮者とオーケストラ奏者の相互的理解を深める場を設けている。

 

2015年夏季は札幌で行われたPMF 音楽祭にアシスタント・コンダクターとして参加。オープニングおよびバーンスタイン・メモリアルコンサートで指揮するなど音楽祭の成功に寄与した。2017年から2019年まで福島フィルハーモニックの常任指揮者。現在音楽監督をつとめるオーケストラーダでは国内外で活躍するソリストと共演する傍ら、近隣福祉機関と連携した特別招待制度の実施や訪問コンサートに携わるなど、活動の拡充を図っている。

 

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